医療法人社団 形成会 酒井形成外科 / 美容外科・美容皮膚科・形成外科 / 東京都豊島区 / JR大塚駅から徒歩1分
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外傷

外傷の適切処置とは

思いがけず生じてしまった不慮のケガ。少しでもきれいに治したいですね。
外表面のケガも形成外科的縫合を行うことで目立ちにくくすることができます。
また、外傷時には砂や土などの異物が混入している場合が多いため、早期に適切な処置を行わないと化膿(かのう)したり、また外傷性刺青といて色が残ったりすることがあります。
特に顔は目立つため早期の適切な治療が重要です。

手術の概要

痛みを取り除くため、局所麻酔を行なった後に創部を洗浄いたします。解剖学的に正しい位置に縫合しますが、キズの面が傷んでる場合には、デブリードマンといって創面を綺麗にしてから縫合します。
縫合方法は、形成外科的縫合法に乗っ取って行います。

症例

症例 1

術前正面

術後正面


症例 2

術前正面

術後正面


手術の利点と欠点

利点

利点は、キズをなるべく綺麗にすることにつきます。

欠点

欠点は、シワのラインに沿わないキズや汚いキズは治療に限界があるため、2期的に形成術が必要になることです。

ケガの治療の手術時間と術後経過

キズの長さにもよりますが、手術時間は30分弱です。 顔の場合は1週間で、他の部位は10日程度で抜糸します。術後は人工皮膚(創傷被覆材)で保護するため翌日からシャワー浴は可能です。 擦り傷の場合は10日程度人工皮膚を貼るようになります。

外傷治療のアフターフォロー

抗生剤や痛み止めを処方致します。汚染が強い場合には、破傷風予防が必要です。
当日は軽く冷やすことで腫れを防ぎますが、翌日にキズのチェックをして問題なければ翌日からシャワーで濡らしても構いません。
抜糸後は、キズアトを極力綺麗にするために、テーピングや外用薬を処方いたします。1〜2カ月後に状態をチェックします。

手術費用

『キズの治療の医療格差』

かつては外傷でできてしまった傷は、まず閉じることが優先されており、キズアトについては二の次とされてきました。 止血目的に太い絹糸で強く縫合されたため、ムカデのような醜いキズアトになったり、治りが悪いために肥厚性瘢痕といわれる盛り上がったキズアトになったりしていました。 最近はナイロン糸を使用する医師が増えてきてはいますが、形成外科の縫合技術とは比べ物にならず、外傷といえども医療の格差は著しいものがあります。

(1)他院の症例です。
太い糸で強く縫われています。この場合はスーチャーマークといって糸のアトがムカデの足跡のように残ってしまいます。

(2)形成外科は細い糸で丁寧に縫合しているのがわかります。
糸のアトは残らずに線状のキズアトになります。

【外傷性刺青】
擦り傷などで砂が混入している場合、早いうちに砂を除去しないと刺青のように残ってしまいます。

外傷性刺青

細かい医療用歯ブラシを使用して丁寧に取ると非常にキレイに治ります。一度ついてしまった刺青はレーザー治療が必要になってしまいます。たかが擦り傷でも細かい配慮が必要なのです。

ポンポコリンおっぱいの比較

外傷性刺青の経過(1)

外傷性刺青の経過(2)

 

外傷性刺青の経過(3)

何故、形成外科での縫合がよいのでしょうか? 形成外科の縫合は外傷でも創面を綺麗にに整え(デブリードマン)、真皮縫合をし、糸の痕ができないように非常に細いナイロン糸で縫合します。
解剖学的位置を熟知しているため、怪我により崩れてしまった眉毛のラインや口唇の微妙な色調変化を含め、正しい位置に縫合することができます。そのため細い目立ちにくいキズアトにすることができるのです。
ただ、形成外科の縫合法でも限界があります。皺に直交するようなキズは丁寧な縫合をしても目立ちやすくなるため瘢痕形成が必要になることがあります。