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アテローマ(粉瘤)と間違えやすい疾患

アテローマ(粉瘤)と間違えやすい疾患

稗粒腫(ひりゅうしゅ)

目の周りに生じやすい、直径1mm程度の粟粒のように小さく、白色もしくは黄色の腫瘍です。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)や、小切開による摘出術での治療が可能です。

皮様嚢腫(ひようのうしゅ)

眉毛の外側や鼻の根元に生まれつきにあるしこりです。
大きさはだんだん大きくなり、骨を圧迫することがあります。
内部には、髪の毛などの成分が入っていることがあります。
治療は、手術による摘出が第一選択です。

脂肪腫(しぼうしゅ)

よく粉瘤と間違えられる腫瘍ですが、皮膚よりも深い所にある皮下脂肪から発生する良性軟部組織腫瘍の一つです。

脂肪腫とは

腕にできた脂肪腫の例
腕にできた脂肪腫の例

皮膚表面は軽度隆起し、柔らかくプニョプニョした腫瘤で、体中のどこにでも出現する可能性があります。
粉瘤に比べると頻度は少ないですが、放置しておくと数年〜数十年の経過でかなり大きくなってきます。

多くの場合は良性ですが、悪性の脂肪肉腫との区別がつきにくく、また段々大きくなるため、早めの診断と外科的切除が有用です。

皮膜という薄い膜に囲まれ、比較的摘出が容易なタイプと、筋肉の内部に絡まるにように存在し摘出がやや困難なタイプがあり、大きさによってはMRI等の追加検査を要することがあります。

腫瘍の大きさが小さいうちに切除した場合にはキズアトが小さくて済みますが、大きくなればその分キズは長くなります。
また、腫瘍を摘出後には死腔(スペース)が生じるため、内部に血液や体液が貯まらないように、ドレーンといった管を入れる必要があります。

摘出した腫瘍は、病理検査に提出し、細胞レベルで悪性の有無を評価します。

脂肪腫の切除手術の実際

前腕に生じた脂肪腫の例です。
脂肪腫の切除手術:術前

事前にMRIを撮影し、神経や腱との位置関係を詳細に調べます。
長軸に沿って傷を目立ちにくくするために、S字状切開を行います。
脂肪腫の切除手術:S字状切開のデザイン

周囲組織を丁寧に剥離し、腫瘍を摘出します。
脂肪腫の切除手術:腫瘍の摘出

丁寧に腫瘍を取り出していきます。
見た目より大きいと思います。
脂肪腫の切除手術:腫瘍の取り出し

取り出した腫瘍です。
脂肪腫の切除手術:取り出した腫瘍

術後3カ月の状態です。
赤みはまだありますが、比較的目立ちにくい傷痕になってきています。
脂肪腫の切除手術:術後3ヵ月の傷痕の状態

脂肪腫の切除手術の手術時間

30分〜60分程度(局所麻酔。大きさによりかかる時間がかわります。)

脂肪腫の切除の手術費用

項目 金額
(消費税別)
脂肪種 健康保険適応
(実費負担1万〜2万程度)
美容的皮膚腫瘍切除(おでき)形成術(1cm2あたり) 2万円〜5万円
美容的要素のあるものは自費になります。

脂肪腫切除の詳細情報

施術時間 30分〜1時間
施術後の通院 翌日術後チェック
ドレーンは、滲出液の状態をみて数日以内に抜去。その後自己処置となります。
顔面7日目、その他の部位10日目頃に抜糸の予定。
腫れについて 2週間程度腫れがあります
カウンセリング当日治療 基本的に不可
感染症の血液検査結果があれば可能
術部位により必要
入院の必要性 不要
麻酔 局所麻酔